無料相談に来ていただく方の中に、申し訳なさそうに、こう打ち明けてくださる方が時々います。
「実は…交際経験がないのですが、婚活しても大丈夫でしょうか?」と。
もしかしたら同じような心配をしている方がいるんじゃないかと思って、この記事を書くことにしました。
身近な出会いでの交際経験がない、もしくは少なくても、アプリ婚活を始めたり結婚相談所に来られる方は、思っているよりずっと多いんです。
交際経験がないこと自体は、まったく問題ではありません。
ただ、「今さら恥ずかしい」「誰かに相談しにくい」という理由で自己流で婚活をいきなり進めてしまうと、交際経験がない方ならではのミスにはまってしまうことがあります。気づかないうちに、結婚へのチャンスを逃したり、遠回りな方向に進んでしまうことも。
交際経験がない・少ない人ほど、陥りやすい傾向があるので対策を事前に知っておくだけで、婚活の進め方や心の持ちようはぐっとラクになりますよ。
- 交際経験がない自分が結婚できるのか、自信が持てない
- 恋愛経験がほとんどないので、どう交際を進めていけばいいかわからない
- 会った人が「好きなのかどうか」がわからなくて、毎回モヤモヤが残る
- 交際経験がないのは、今や珍しいことではない
- 会うたびに答えが出ない理由が、少し見えてくる
- 「このやり方のままで大丈夫かな」という不安が、少しほぐれる
「交際経験なし」は今や3人に1人——まず、安心してほしいんです


友だちに、めちゃくちゃ明るくてモテそうなのに、実は一度も交際経験がない子がいるんです。そろそろ婚活したいらしいんですが、経験ゼロだと不利になったりするんですか?

今、交際経験がゼロでも婚活では不利になることはほとんどないですよ。20〜30代の未婚者のデータを見ても、一度も付き合ったことがないというのは珍しくありません。
実際に、リクルートブライダル総研の『恋愛・結婚調査2023』では、20代・30代の未婚者の中にも、交際経験がない人が一定数いることが分かります。
- 20代男性:46.0%
- 30代男性:41.2%
- 20代女性:29.8%
- 30代女性:25.3%
つまり今の時代、交際経験がないことは、決して特別なことではないんです。「私だけ遅れているのかも」と感じていた方は、少しホッとする数字ではないでしょうか。
交際経験がないのは、あなたが特別モテなかったわけでも、誰かを好きになれなかったわけでもないんです。
リモートワークの普及で職場での出会いが減り、プライベートも個人で完結しやすくなった今の時代自然な出会いのきっかけ自体が少なくなっているんですよね。恋愛経験が少ないのは、そういう時代の中で、ごく自然な結果のひとつです。
ただ、交際経験がない場合、婚活の中で「この先どうしたらいいんだろう?」と迷いやすい場面は出てきます。
- 交際相手との距離の縮め方
- 好きかどうかわからない時の判断
こういう部分は、交際や恋愛の中で、少しずつ感覚として覚えていくことが多いんです。
だからこそ、交際経験がない方は、どこでつまずきやすいのかを知っておくだけで、無駄に傷ついたり、焦って判断したりすることはかなり減らせます。
ここからは、交際経験がないからこそ婚活でやりがちな5つのミスと、その対処法を一緒に見ていきましょう。
交際経験がない人がつまずきやすい5つのポイント

ポイント① 「好き」の感覚がわからなくて、答えを探し続けてしまう
「会った人がいい人なのはわかるんです。でも『好きか』と聞かれると、全然わからない」
婚活のご相談でも、こうしたお悩みを多く聞くことがあります。交際経験がないと「好き」という感情は、もっと特別で、はっきりわかるものなんじゃないかと思ってしまうことがあるんですよね。
もちろん誰かを好きになった経験があったり、推しがいる人は推しへの感情も好きのうちのひとつでもあります。
でもそれは、ある意味「一方通行でもいい好き」。結婚を考える相手への感情は、もう少し地に足のついた、じんわりした感覚に近いことが多いんです。
だから、最初から「好きかどうか」だけを基準に判断しようとすると、なかなか答えが出なくなってしまいます。
- 「また会いたいと思うかと聞かれても、よくわからない」
- 「特別な感情はなかったから、好きにはなれないと思う」
そう言っているうちに、ずるずる時間だけが経ってしまうのも、交際経験がない方によく見られるパターンです。
でも、ちょっと驚かれるかもしれませんが、婚活では最初から大きな恋愛感情なんてなくてもいいんです。「好きかどうか」をすぐに決めようとするよりも、
- また会ってみたいか
- 一緒にいて疲れすぎないか
- 相手のことを、もう少し知りたいと思えるか
そんな小さな感覚から見ていく方が、進めやすいこともあります。感覚は、頭で考え続けるだけでは育ちにくいものです。
実際に会って、話して、振り返る中で、少しずつ見えてくるんですね。

ポイント② 相手に合わせすぎて、自分の気持ちを後回しにする
交際経験がないと、「こういう時、どう反応したらいいんだろう」「どこまで自分の意見を言っていいんだろう」と迷いやすいことがあります。
その結果、気づいたら相手によく思われたくて、相手のペースに合わせてばかりになってしまうんです。
もちろん、相手に合わせること自体は悪いことではありません。でも、
- 本当は違うと思っているのに言えない
- 断りたいのに断れない
- 自分の気持ちより、相手にどう思われるかを優先してしまう
そんな状態が続いているなら、少し注意が必要です。合わせることと、流されることは違います。
相手に合わせることでお付き合いができたとしても、自分の気持ちを後回しにし続けていると、あとから「なぜこの人を選んだのかわからない」「嫌ではないけれど、気持ちがついてこない」という状態になりやすいんですよね。
結婚を見据えるなら、相手に合わせるだけではなく「自分はどう感じているのか」も大切にしていいんです。

ポイント③ 「断られたら怖い」でずるずる引き延ばしてしまう
婚活では、次はいつ会えそうか、交際に進むかどうかなど、どこかで判断が必要になる場面があります。でも、交際経験が少ないと、その判断がとても怖く感じることがあるんですよね。
- 「断られたらどうしよう」
- 「自分から動いて、変に思われたらどうしよう」
- 「相手の気持ちがわからないから、もう少し様子を見たい」
そう思っているうちに、返事を先延ばしにしてしまうことがあります。
でも婚活では、動かないことも、ひとつの返事として受け取られてしまうことがあるんです。
こちらは迷っているだけでも、相手から見ると「自分にはあまり興味がないのかな」「進む気がないのかな」と思われてしまうこともあります。
もちろん、答えを急ぐ必要はありません。でも、「怖いから判断を後回しにする」という癖には、少し気をつけてみてほしいんです。
断られることは怖いし悲しいです。
でも、婚活では、何も決められないまま時間だけが過ぎてしまうことの方が、もっと悲しい状況になることもあるんですよね。

ポイント④ 居心地より、条件で選ぼうとしてしまう
交際経験が少ないと、相手をどう判断したらいいかわからず、条件に頼りたくなることがあります。
- 年収
- 学歴
- 身長
- 容姿
- 職業
- 住んでいる場所
数字や条件は、わかりやすいですよね。「好きかどうか」はわからなくても、条件なら比べやすい。だから、判断基準がないときほど、「このくらいがいいかな?」と条件で判断したい気持ちになってしまいます。
でも、結婚してからの日々は、条件だけで成り立つものではありません。
もちろん、条件をまったく見なくていいということではないんです。ただ、それと同じくらい、
- 一緒にいるときに落ち着くか
- 違いがあっても話し合えそうか
こういう感覚にも、敏感になってみてほしいです。条件だけで判断しようとしすぎると、本当に大切な相性を見落としてしまうことがあります。

ポイント⑤ 「経験がない自分はダメだ」と委縮して、素の自分が出せない
「付き合ったことがないって、なんだか恥ずかしい」「相手に知られたら、欠陥があると引かれるかもしれない」
そんなふうに感じてしまう方もいます。でも、その気持ちが強くなりすぎると、会っているときに必要以上に自分をよく見せようとしてしまうんです。
- 本当は緊張しているのに、慣れているふりをする
- わからないことがあるのに、知っているふりをする
- 聞かれたことに素直に答えられず、あやふやにしてしまう
それって、とてももったいないんです。相手が見ているのは、今この場でのあなたの雰囲気や話し方、一緒にいるときの安心感、そして、相手に向き合おうとする姿勢です。そういう人柄の部分が、ちゃんと伝わっていくんです。
「経験が少ない自分はダメだ」という思い込みが、素の自分を出すことを邪魔してしまうと、婚活ではかえって苦しくなってしまいます。
交際経験が少ないことは、恥ずかしいことでも引かれることでもありません。これから、素直に自分のことを伝えられる関係を作っていけばいいだけなのです。

今までの経験を後悔するより、自分を知る時間を


経験がなくても、これから自分を知っていけばいいんですね。

そうなんです。「経験が足りなかった」と自分を責めるより、これからのために自分を知っていく時間に切り替えてみてください。
いまから婚活をしようとしている方の中には、「もっと恋愛や交際を経験していればよかった」と、少し後悔するように話される方もいます。
でも、これまで恋愛に向き合う余裕がなかった方もいると思うんです。仕事や家族のこと、自分の生活を整えること。日々の中で精一杯過ごしてきたからこそ、気づいたら恋愛や結婚について、じっくり考える時間がなかった。そういう方も、決して少なくありません。
だから今から「経験が足りなかった」と自分を責めるよりも、これからのために、自分のことを知っていく時間に切り替えてみてほしいんです。
- 自分はどんなときに安心できるのか
- どんな相手となら、無理をしすぎずにいられるのか
そういうことが少しずつ見えてくると、たとえ交際経験がなくても、相手を選ぶ感覚はだんだん育っていきます。
ただ、ここで気をつけたいのは、ひとりで考えすぎてしまうことです。
交際経験がないと、自分では普通だと思っていた考え方が、実は思い込みだったり、婚活の場では少し遠回りになってしまうこともあります。
「経験がない自分は不利に違いない」「こう思われたら、もう終わりかもしれない」そんなふうに、ひとりで抱え込んでしまうと、必要以上に苦しくなってしまうんですよね。
交際経験がないことは、恥ずかしいことではありません。
ただ、婚活を始めようとすると、
- 「このまま婚活していいのかな」
- 「好きになる感覚がよくわからない」
と、いろいろな思いや悩みが出てきて、進めなくなることもあると思います。
そんなときは、無理にひとりで答えを出そうとしなくても大丈夫です。品川たまむすび結婚Lab.では、そうしたお気持ちを整理するための無料相談も行っています。
結婚相談所に入ると決めている方だけでなく、「まだ入会までは考えていないけれど、一度話を聞いてほしい」という段階でも大丈夫です。
うまく言葉にまとまっていなくても、そのままお話しいただいて構いません。

ひとりで抱え込まずに、まずは今の気持ちを少し整理するつもりで、気軽に一度ご相談くださいね。
- 交際経験がない未婚者は20〜30代で約3人に1人以上。珍しくない時代
- 「好きかどうか」より「居心地がいいか」から感じ取ってみる
- 経験がないことを隠そうとすると、素の自分が出しにくくなる
- 「断られたら怖い」でずるずる引き延ばすのは、ご縁が遠のく
- 恋愛経験を増やすより、まずは自分を知ることが婚活の近道


【経歴】
秋田県出身。都内の金融機関勤務を経て20代で結婚、出産を機に退職。
子育て期を経て、品川区の地域事業に関わる業務に携わった経験を持つ。
親の離婚・再婚の経験から「安心できる家庭」「幸せがずっと続く結婚」をテーマに、IBJ加盟相談所「品川たまむすび結婚Lab.」を開業。
性格タイプ診断(エニアグラム)を活かし、“自分を知る婚活”を通じて、結婚後も穏やかな関係を育てていくためのサポートを行う。
【資格】
エニアグラムを活用した自己理解ワークショップなど主宰|JLCA認定婚活カウンセラー|NPO法人日本エニアグラム学会認定ファシリテーター



